デッキ構築の醍醐味
どうも、こんにちわ。
カードゲームの醍醐味って勝って相手を煽り倒すことじゃなくて、強いデッキを作れるかってとこもあるかと思うんですよ。
自分はそのあたり不得手でhsreplayの人気デッキを使うしかできないコピーデッカーです。よく当たる相手に応じて1枚2枚ぐらい差し替えるぐらいならできるんですが、環境がガラリと変わっていちからデッキを新作しないといけない場合によく困ってました。さすがに環境初期に強いデッキが出回るまで指をチュパチュパ咥えながら待っているのは損なので作ってはみるんですが、どうもコレじゃない感が凄いんです。
例えば今回のアドベカード追加(3回め)でドラゴンハンター強いんじゃね?という話を聞いてとりあえず作ってみたのがこれです。
とりあえずドラゴンミニオンをつっこみました!完!という今見るとこんなんで勝てるわけねーだろって恥ずかしいですね。実際勝率はひどいもんです。
ロットネスト・ドレイクがいるのになんで必殺の一矢が入っているのか、ショーとかスケイルワーム要るかとか、そもそもなんでエメリス入ってんだよ!とかいろいろツッコめちゃいますね。でもこれ作った時は「お、イケるんじゃね?」と思っちゃうんですよ。人間って自分が作ったり発見したり思ったりしたことについて特別な想いを抱きがちらしいです。昔もの凄く惚れこんでいた女性のことを、今になって「なんであんなにハマっていたんだろう?」と疑問に思うことはありませんか?恋は盲目、そう自分のことを特別と思うからそういう勘違いをしちゃうんです。我々人類は凡人なんですよ、そうであっても幸福ならいいじゃないですか。私は完璧で幸福な市民です。
とはいえこの状態からデッキを洗練させていく楽しみもあるんですよ。
- ハンドが枯渇するとエメリスまったく役に立たないから、オクトサリを入れてハンド補充しやすくしてみたり、
- フェイスハンターに対応するためにチョッキンガーとジリアックス入れてみたり、
- そうするとフリズ・キンドルルーストの旨味が減るから他のに差し替えてみたり、
ちょこちょこいじってみるのって楽しいですね。
(エメリスの枠はオクトサリ→イセラ(クラシックのほう)→女王イセラと変遷しましたが、まったく役にたちませんでした)
とは言うものの試合に負け続けると誰でもヘコみます。楽しくなくなります。
「こんなクソゲー、誰がやるか!!」と机を殴った衝撃で溢れたコーヒーをしぶしぶ雑巾で拭きながらこう思うんです。
やっぱ、hsreplayを見よう
ドラゴンハンターの人気デッキのトップはこれらしいです。
はじめ見たときは、「え、こんなので?」と訝しみました。だってドラゴンを想像してみてくださいよ、ファッティでデッカいじゃないですか。その想像からすると小粒で、圧がなくて、ぶっちゃけ弱そうに見えました。
ですが、僕は気付いたんです。これは顔を詰めることを勝利プランとしたコンセプトがあるんだってことを。秘策でかわし、ストームハンマーで相手の継続的な打点を保証し、ライフドリンカーでライフを回復しながら打点を出し、守護獣みたいなやっかいな挑発はロットネスク・ドレイクで突破し、最後はいつものリローーーーーイ!で決めるということを。
強いデッキ、流行っているデッキってこういうコンセプトがあるんですね。とりあえず好きな唐揚げハンバーグをありったけ詰めこむのではなく、野菜や漬物や副菜を添えた栄養や味わいのバランスのとれたお弁当。目指すのは愛妻弁当だったんです。
さらに、某氏が配信でドラゴンハンターを使っているのを見て、秘策を抜いてもう少しドラゴンを加えていたのを参考にパクって作り直してみました。
美味しいマロバルーンの存在を初めて知りました。こいつは入れ得でした。このデッキでなんとかランク2まで来ることができました。あとは辛抱強くラダーを続けていればレジェンドになることもできそうな力を感じます。(最近はトレントドルイドが増えていて除去が弱いこのデッキは7-8Tまでには顔がボッコボコにされるので、横並べにはあまり機能しないドラゴンベインは抜いてジリアックスを入れてます)
いろいろ参考にしながらも、カードを入れかえてデッキを完成させていく、もしかすると完成形よりもその過程こそがデッキ構築の楽しさなのかも知れませんね。
ARAIさん、ありがとう。私は幸福です。
でも、Ombreさんのクエストハンターのほうが勝率高いので、レジェンドにはそっちで目指します。では。